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2013年12月

2013年12月30日 (月)

1年間ありがとうございました~総まとめ~

先日は母の死に際し、たくさんの方々からFBやTwitterにコメントをいただいた他、直接メールやお電話で励ましのお言葉をいただき、ありがとうございました。

この場を借りて、心から御礼申し上げます。

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とても悲しい出来事でしたが、心が浄化される時間ともなりました。
ご自身の経験を語って下さった方も何名かいらっしゃいました。

また、以前「私のお薦めメルマガ」でご紹介した日英通訳&英語コーチの
片桐美穂子さんがメルマガで拙ブログの記事をご紹介下さり、それがご縁となって美穂子さんのハワイ英語倶楽部のパートナーでもあるロミロミセラピストのちゃこさんにまで、ブログで拙記事に対するコメントをいただきました。

もし、私の想いを通して、一人でも多くの読者の方々が家族や命の尊さを考える機会となったのであれば幸いです。


さて、私の翻訳生活について今年を振り返ると、種蒔きの年でした。


日本翻訳連盟(JTF)ジャーナルに「
私の翻訳生活、そして将来への想い」、日本翻訳者協会(JAT)「翻訳者の目線2013」に「夢叶える時」という記事を寄稿させていただきました。

後者の、世界翻訳の日(9月30日)を記念して出版されたエッセー集は、下記からPDFファイルとしてダウンロードできます。


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翻訳者の目線2013


また、中国新聞文化センターで「産業翻訳者になろう!」の講座を開講させていただきました。当初、3か月の特別講座ということでお引き受けしていたのですが、いつの間にか常設講座として開講の運びとなりました。

講座の準備に時間がかかるので翻訳業の納期との両立に悩みましたが、真摯に学ぶ受講生の方々とともに各分野の翻訳を見直す良い機会となりました。


また、JTFやJATのセミナーの他、
Kyokoさん率いるミズトラ(Ms. Translators) の会や関西通翻勉強会(SKIT)のセミナー・勉強会にも参加させていただきました。



そうした機会に、第1号から愛読していたブログ「
女は翻訳でよみがえる」著者の猫先生ことmarikoさんとも猫対面(=^x^=)し、他にもブログやSNSを通して知り合った多くの翻訳者さんたちとお目にかかることができました。本当に素敵な方達ばかりで、幸せな時間を共有することができました。


一週間前くらいに、Twitterで「なぜ日本のフィギュアが強いのか」について鈴木明子さんの言葉が引用されていたのを思い出します。

「それは、みんなが仲良しだったから。仲間の失敗を願ったりしない。仲間が失敗する必要はない。自分が最高の演技をすれば得点が入るのだから。みんなで一緒に成長していこうという空気があった」と。


翻訳でも、そうですね。互いに切磋琢磨し、WIN-WINの関係を築き、みんなで業界を盛り上げて品質もレートも高めていく新年であってほしいなと思います




先日まで毎日が分納期だった私は、正直まだ十分休めてはいないし、涙も止まりません。

そして毎日トイレ介助等で深夜は起きっぱなしだったので、深夜にはやはり目覚めてしまいます。

これから、生活のペースをどう整えていくのかも課題です。


まだ四十九日や納骨、お引っ越し等で当分は落ち着かないかもしれませんが、少しずつ自分の時間も確保しながら、仕事も戦略を練り直したいと思っています。


これからは、今まで以上に生活のための「翻訳業」ともなるので、理想と現実の折り合いもつけねば(@@;)。。


我が家は浄土真宗なので、特に「忌」という概念はないようです。でも、やはりお正月は死を悼み、身を慎んで暮らそうと思っています。(でも、一年の目標はちゃんと立てますよ!)



今、気がかりなのは、やはり病と闘っているお友達のこと。
そんな人達に、何か自分にできることはないかと考えたりしています。

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                                  Yes, I'm here! 


一年間、本当にありがとうございました。皆さまにおかれましては、良い新年を迎えられますように!
来年もよろしくお願いいたしますm(__)m。


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2013年12月23日 (月)

別れは突然と

12月19日、夜の10時過ぎに母が永眠しました。
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別れは突然とやってきました。私が朝分納予定の案件を深夜作業している時具合が悪くなり、お医者様に午前中に続き2度目に来ていただいた夕刻時、救急車で病院に行くこととなりました。

ICUで検査をした結果、「これ以上の処置は可哀想だ」ということになり、未処置のまま看取ることとなりました。幸い兄、姉、兄の子供数人そろい、意識不明でしたがみんなで声をかけることができました。気管支肺炎でした。

心臓は今にも止まりそうだったのに、手を握ると不思議なほど力強く握り返してくれました。
「お母さん、育ててくれてありがとうね」
意識不明になってから言った自分の親不孝。。。(情けない)

でも、いつモニターの数値が0になったのか分からないほど、穏やかな最後でした。



介護を始めて8年余り。最初救急車で運ばれてからは1年半近くは、毎日病院に通いました。

それからちゃんと病気に向き合って下さるお医者様を見つけ、都心一人暮らしを捨て、一緒に住むためにバリアフリーのマンションを借りてサポートを始めました。


最初の悪性リンパ腫という血液の癌は分子標的薬(抗CD20抗体製剤)が奏効し、少しだけ幸せな時間もプレゼントできました。

いつもダークな色合いの洋服を着て地味だった母親がお化粧し、赤やパープルの明るいお洋服を着始めました。時には末っ子の私の祖母に見られることもあった母親がすっかり変身し、デイサービスでカラオケをし、自慢のお習字を書き、漢字や計算問題でいつも満点を取って嬉しそうに帰ってきた時もあります。


が、二つ目の癌が他の臓器を圧迫していると分かった時通院をやめ、色々な決断を経て在宅医療に切り換えました。そして最近めっきりと身体の機能が衰え、その分私の身体にかかる負荷も大きくなっていました。


セーターやジーンズに穴があくほど介護時には負荷がかかり、私の身体は悲鳴をあげ始めていました。母はあまり口をきかなくなり顔の表情が消え、聡明だった母にも認知症が発症したのかと思っていたら、亡くなる10日前くらいに突如と時間が逆行したような一日が訪れました。

多弁になり、TVを楽しみ、微笑み、デイサービス先では「娘やみんなには迷惑をいっぱいかけている。でも、とても嬉しいし、いつも有り難いと思っている。本当にありがとね。」と大きな声でお礼を言ったそうです。


帰宅後は、全身全霊のエネルギーを使い果たしたように爆睡し始めました。そしてそれから数日後、いつもは夕方会いにくる兄が仕事の都合で午前中に来た時には、大きな声で名前を呼び、恋人に会えたように喜びで頬は紅潮していました。

今思えば、お世話になった人、可愛くてたまらなかった息子に最後のお別れをし、お礼をちゃんと言ってたのでしょう。


私が学生の頃、母は民生委員をしたり赤十字奉仕団のメンバーとして母なりの社会奉仕活動をしていました。「守秘義務がある」が口癖の人で、決して人の噂や悪口を言わない人でした。その分、女性どおしの軽く愚痴を言いながらストレス発散をするなんていうことができず、不器用で家にいることが大好きな人でした。


母と私は顔も性格もまったく似ていません。


でも、私が介護を自分でしようと思ったのは、父が病床にあった時、必ずしも夫婦仲がよかったわけでもない母が毎日病院に通い、お刺身が食べたいと言えば、いいネタがない時には握り寿司屋さんに行ってお魚を分けてもらってまで食べさせていた一途な姿を見ていたからかもしれません。

そして、私が時には贅沢な食材を使ったり、大好きな果物も朝夕メニューに入れた食事を毎日一生懸命作ったのも、お酒を飲む父と子供の食事作りに追われて、一緒に食卓に座って食べている姿を覚えていなかったから、せめて晩年くらい大好きなものをゆっくりと食べさせてあげたかったのかもしれません。


知らないうちに、子供は親の姿を見て学び、育っていたのですね。



いつも「後悔はない」と思っていましたが、いざ亡くなってみると「謝りたい」ことばかりが思い出されます。そして、もっといっぱい褒めてあげたかった。。。

でも、最高の笑顔で微笑んでいる写真の中の母はきっと許してくれていると思います。


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ごめんね、お母さん。そして長い間そばにいてくれて本当にありがとう。




長い闘病生活の中では、心ない医療や福祉の現場に涙することも多々ありました。




でも、最後は素晴らしいお医者様、看護師さん、デイサービスの職員・看護師のみなさん、そしてケアマネージャでチーム一丸となって在宅の母を支えていただきました。

「使命」を持った人の知の結集は、とても大きな力でした。


この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました



私は、この経験を生かして今後は仕事をがんばっていきます。

でも、優れた翻訳者である前に「人であれ」を実感した8年間でした。そして、それはこれからも変わらないと思います。


色んな人にご心配いただいていますが、お式の後からひっそりと作業しています。
何しろ、半日ずつしか分納期は延びていないし、休んだ授業の振り替えも考えなければいけないし、独り身にはピューピュー冷たい風が吹いていますから、働かねば。。(@@;)

なので、私は大丈夫です!
              


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2013年12月 7日 (土)

今年最後の二つのセミナー!

先週末、今年最後の二つのセミナーに参加してきました。

場所は、またもや大阪!

初日に参加したのは、
関西通翻勉強会SKIT(Society of Kansai Innovative Translatorsです。翌日のIJET-25プレイベントに合わせての開催でした。


翻訳者のためのビジネスライティングとリライト技術」、「自炊(電子書籍のお話(裁断機とドキュメント・スキャナーを使って紙媒体の書籍をデジタル・データ化)」、「コラボ勉強会/翻訳祭セッションの報告」と3名による発表がありました。自由な意見交換と続きましたが、あっという間に時間が過ぎました。


参加者どおしの積極的な知識と経験の共有」がSKITの目的です。翻訳者自らがボランティアで企画・運営しながら、毎月開催されています。家庭生活と厳しい仕事の納期に追われる中での毎月開催は、管理人の方々の並々ならぬご尽力のおかげかと思います。ありがとうございました<(_ _)>。

勉強会の内容も大変勉強になったのですが、「参加させてもらう」側につくだけでなく、「自分からも発表(情報発信)や意見を出す側に立つ」ことが重要だなと感じました。


広島でも、5月に「十人十色」の勉強会を開催しています。「1+1が3にも4にもなる可能性を求めて、お互い知恵を出し合い、切磋琢磨し合って自己啓発する」という「十人十色」の設立趣旨は、SKITの目的とも相通ずるものがありますね。


広島をはじめとする中四国の翻訳者・通訳者さんも、どんどん自己啓発の場を持つべきと考えます。残念ながら、十人十色以降広島では勉強会の場が機能していません。

私は自分を中心に身動きできる立場ではないのですが、何らかの勉強会の場を持って、地元の翻訳者さん達のWIN-WINの自己啓発の場が確立されればいいなと思っています。

こっそり翻訳をしている皆さん、一度翻訳者の集まりに顔を出して「目からウロコ」の同業者の裏技を盗んでみませんか?そして、その次は「自分が裏技を披露する」側につきたいものですね!


そして、二日目は、通翻国際会議I-JET25のプレイベント「治験の国際化とCROの役割~環境変化に耐えうるプロの翻訳者に求められるもの」に参加してきました。

その前に、全国から集まった医薬翻訳者たちと中之島の洋館で女子会ランチ!薬膳カレーは辛かったけど、お口直しのヨーグルトがGood!でした。何と、ご飯はジャスミン・ライスとか(^0^;)。

 

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セミナーの実況ツイートをまとめたTogetterが下記のリンクからご覧いただけますので、参加できなかった方、ご興味のある方はどうぞhappy01

 

セミナー内容凝縮版


講師は、シミック株式会社・執行役員 コンサルティング事業本部本部長である棚瀬 敦氏でした。

CROは、Contract Research Organizationの略で、(医薬品)開発業務受託機関のことです。

日本での新薬開発は、安全性重視で臨床開発期間が長期化しています。その中で、製薬会社がCROに委託することによって、医薬品開発のスピードアップ・早い市場投入、開発コストの削減や専門性の補完等、多くのメリットが期待されています。実際、私がCROの記事を初めて読んだのも、CRO企業が関わった治験薬が難病患者に薬効があったという喜びの記事でした。

国際共同治験や、日本への外資系企業の進出が本格化してきています。

そんな中、アベノミクスの成長戦略では、米国立衛生研究所(NIH)をモデルとした医療分野の研究開発の司令塔「日本版NIH」の設置に多額の予算を計上するなどして、医療を成長分野の柱に据えています。

翻訳業務としても、やはり納期的に厳しい事態が発生するようです。


個人的には、翻訳者としての市場参入よりも、まずは安全かつ画期的な新薬が一日でも早く患者さんに届けられる体制確立が一番大事だと思います。

無茶な短納期には絶対的に拒否反応を示す私ですが、効率的な新薬開発サポート体制の中で求められる短納期には頑張れる気がします。

難病やいくつもの病気を抱えても、いつも「ユーモア」で乗り切っていた友人が今病床で頑張っています!

そういう人を救うための事業の一端を担える医薬翻訳は、本当に素晴らしい仕事ではないかと思いました。

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                 命は大切に!   


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