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2014年5月17日 (土)

英借文とコピペ問題

5月も既に後半。
先日は、初めて寺ヨガにも参加しました!

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昔はエアロビクスランニングで汗を流していた身体が、ちょっとしたストレッチにも悲鳴
少しずつ、身体の声に耳を傾けて歪みを修正していきたいと思っています。

そして、仕事について最近、思っていること。

意味を理解したうえで訳したい」、「自分の文章で訳したい」ということです。

たとえば、訳し上げた時、その文書の概要を3分間スピーチできるでしょうか。

最近、STAP論文不正問題で、学術論文におけるコピー・アンド・ペースト(コピペ)問題がクローズ・アップされています。

思えば、私たち翻訳者も盗用とは異なりますがコピペをよく使用します。

まず、用語レベルにおいても、複数辞書を一括検索して選択した用語をコピペ。
そして、コロケーションや用例を調べる時にも、Google検索、コーパス、対訳君といったデータベースを使用して、一部コピペする傾向にあります。

私の場合、工業分野では8割強が英訳の仕事でした。医薬でも、半分強は英訳を受注しています。特に医薬では、分野特有の記述スタイルがあるので、その点は学んで注意を払わなければいけません。ただ、3Cに基づくテクニカル・ライティングという点では共通ですね。

英語を学ぶ時、「英借文」、つまり英語で書かれたモデルとなる良文を見て真似たり、覚えると効果があります。

文系で、バックグラウンドもない自分に英訳の需要があるというのは、おそらくこの作業のテクニックがある程度あるからだと思います。

「英借文」というのは、本のタイトルの一部にもなっていて、次のような本があります。



この中で、著者である佐藤洋一先生は「知識を詰め込む学習から脱却し、不要な情報と必要な情報を取捨選択することが効果的な学習法」と述べられています。

まったく同感で、「英借文」がなければ私は英訳の仕事をこなせません。ただ、コピペの範囲、たとえばその部分が定型表現であるのか、または盗用となる引用のルールに反するものであるのか、細心の注意を払わなければいけないと思っています。また、借文からパラフレーズして、自分の文章を作ることも翻訳者としては重要です。

そこで、今「英文ライティングと引用の作法 盗用と言われないための英文指導」という本を読んでいます。



基本的には、日本の大学で盗用と言われないための英文指導をどう行うか、という指導者(教員)向けの書なのですが、翻訳者としても「適切な引用と盗用の境界線」を知るためにも必読の一冊ではないかと思います。

引用文を書く前の確認事項」と「引用文を書いた後の確認事項」は、英文を書く時だけでなく、たとえばブログとか日本語の文章を書く時にも重要になってきますね。

また、単語レベルでのコピペも気になっています。辞書からのコピペは翻訳業務では一般的で、省力化につながり、スペルミスを防止する意味でも効果的です。

ただ、特に医薬の用語となると、コピペばかりしていると、自分自身の理解度が「何となく」になりがちです。

スペルアウトできない、正しい発音ができない等の状態が発生しているように感じます。意味が分かった上で翻訳をするためには、専門知識の拡充以外にも、まだまだ克服しなければいけない点が多くありそうです
(゚ー゚;。

そんなことを考えながら、もう半月近く前になりますが「医学検定」の5級を受験して合格しました(*^-^)!この試験は翻訳とは無関係で、日本語での試験です。FBで紹介していただき、申し込みから受験まで10日程度という荒技でしたが、資格云々という話ではなく、自分に締め切りを設けて知識を整理するのに有効であったように思います。

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3級以上が医療系の国家試験レベルだそうですが、本年中に1~3級の試験実施予定はありません。なので、時間が許せば次は4級にチャレンジする予定です!

あとは、音として聴くことと、自分の声で発すること。そんなバランスを取らないと、意味が分かった上での翻訳はできないように思います。


やるべきことは見えているのですが、色々現実は厳しい・・・。

無駄なお金は使いたくないし、無駄な時間も使いたくない・・・。

私の人生にも締め切りがあるし・・・。あ、何だか締め切りだらけなのね。


さあて、何とかしよう!

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猫に小判ですと!にゃんと、必要ですにゃ~(=^x^=)!


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コメント

私もこの引用の本は前からほしいものリストに入れていますが後回しになっています。感想を書いて下さってありがとうございます。いずれ読んでみたいと思います!

今は別の英文ライティングの本を読んでいるのですが、わからない単語を調べて本の余白に手書きしたり、発音を確認して自分でも発音したりもしています。最近、そういうことをあまりしていなかったので、いつもとは違う部分の脳が活性化されている気分です(^^ゞ

リスノさん、こんにちは!

コメントをありがとうございます。そうですね~。自分で読んだり、(できれば会話で使ったり)、聴いたりとしないと、本当に単語自体も文脈の中で活用できませんよね。

私もポチ本が多いのですが、読んでいる本に書き込まれるタイプなのですね♪ 私も線をひいたり汚いので、皆さんがバザーなどで出される程きれいに保管されているのが羨ましいです♡
たいした洋服も持っていないので、売れるものがない(笑)。あ、脱線しました~(*^▽^*)。

この「英借文」はわたしも以前から心がけていたことなのでわが意を得たり、といったところです。海外のエージェントとの英文のやり取りさえ「借文」してしまいますw

ただ、書物からもそうですが、むしろわたしはテレビや映画などの音声を主なソースにしています。もちろん、専門分野ではそうそう簡単にはいかないでしょうけど。

と、いうのは書物に出てくる言葉より、口に出てくる言葉のほうが多用されると思われるからです。マニュアル屋は基本的にエンドユーザーを念頭に置いていますので。もちろん、マニュアルですから俗語まで入れるわけにはいきませんが。

・・・そういう意味でいうと、あんまり関係ありませんが、スマホのアプリで「Umano」なるものがありますが、いろいろな英語のニュースを文章とともに読み上げてくれます。わたしは IT 分野などでこれも参考にしています。あと、NHK World とか・・・

・・・あ、遅れましたがお久しぶりですm(__)m

てのりえびさん、おはようございます♪
遅くなって、ごめんなさい。昨日はやさぐれて、早くから寝ていました~(^_^)。

はい、音声からの勉強も大事ですね。
自分の専門分野の映画も、シャドーイングしたらいいみたいです。(かけ流しで精一杯ですが。。)

私もいっぱいアプリは入れているのですが、UMANOは使っていませんでした!情報をありがとうございます。テキストもあるので、文字でも確認できますね。

さっそく、ダウンロードしてみました!(聴けるかな?)
あ、いつかブログ内で名前を出していただいていて、ありがとーでしたm(__)m。

ただ、バリバリではありません。医薬では底辺の新人です(*^m^)。
谷底に落ちないように、がむばります(*゚ー゚*)。

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