« スペインな夜~東京(1) | トップページ | 最近買った本・読んだ本 »

2014年9月 1日 (月)

メディカルライティング講座を受講しました~東京(2)

8月26日と27日に、日本メディカルライター協会(JMCA)主催のメディカルライティング基礎講座を受講してきました!会場は東京大学薬学部2階講堂です。開講1か月前くらいには、既に満席の状態でした(lll゚Д゚)。



N1303276449   東京大学本郷キャンパス赤門


私はJMCAの会員なのですが、会員だと以前開講された講座のスライド資料等を閲覧することができます。この講座は何としても受講したいと思っていました。



1. 医学論文の書き方:一流紙に投稿する際の留意点 統一規定とCONSORT(アラメディック株式会社代表取締役 林 健一先生)


2. 医学論文を理解するために必要な生物統計学の基礎知識

(東京大学名誉教授、中央大学理工学部人間総合理工学科教授 大橋 靖雄先生)

3. わかりやすい文章の書き方
(アラメディック株式会社代表取締役 林 健一先生)


4. 英文メディカルライティングの基礎
(東京医科大学医学教育学講座准教授 R. ブルーヘルマンス先生)


6月にIJET-25に参加した際にお名刺交換した医薬翻訳者さんとも話していたのですが、どの講座も本当に素晴らしい内容でした!


参加者は、医薬翻訳者だけでなく、メディカルライターさん、医学生、ドクター、CRO、薬剤師さん等です。
休憩時間に医学生と思える人達が「統計」について議論しているのを聞いてその専門性に驚きましたが、英文についてはさすがに自分の理解が勝っているように感じました。 ホッ
(*゚ー゚*)!

Todaichair
座ると座面が下がるのですが、大きなおしりでも大丈夫?とちょっと心配(@@;)



講座は必ずしも翻訳者を限定的に対象としていないので、もっと広い観点から「論文」を軸としてメディカルライティングを学べたような気がします。

思えば、この学びこそ「西日本医学英語勉強会」の目指すべき方向に違いありません。


論文の場合、投稿先ジャーナルの投稿規定や傾向、スタイルを知ることが重要です。また、メディカルライティング関連の報告ガイドラインを集めたEquator Networkをご紹介いただきました。


Equator Networkから、CONSORTSTROBEPRISMASTARD等の主要報告ガイドラインのフルテキスト、チェックリスト、フローチャートが入手できます!

自宅に帰って、別サイトから「CONSORT 2010声明 ランダム化並行群間比較試験報告のための最新版ガイドライン」や、医学雑誌編集者国際委員会(ICMJE) による「生物学雑誌への統一投稿規定:生物医学論文の執筆および編集」等の日本語版も入手できたので、ダウンロードして読みました。

また、臨床試験のための統計的原則(E9)も一度は読んでおいた方がよさそうです。

Bdv5xwvcuaa_vaa 気絶が多かった割には、よく勉強しましたにゃ(=^x^=)


2日目は、まず日本語での「わかりやすい文章の書き方」を学びました。冗長な表現の代表であるNominalization(動詞を名詞にすること)等、基本を妨げる要素を学び、単語と単語の関係を曖昧にする「~における」「~において」「~について」「~による」の注意点、情報を示す順序等を学んだあとに、センテンスをわかりやすくなるように改訂する演習がありました。

思えば、日本語の文章をリライトする機会は初めてだったかもしれません。
不思議なもので、講義内容をよく聞いていると元文のどこが問題なのか、わかるものなのですね~。正しい文章にリライトできた時には感激でした!ダイレクトに日本語を書く時はもちろん、翻訳として訳文を書くときにも要注意点が把握できたように思います。


そして、最後は東京医科大学R. ブルーヘルマンス先生による「英文メディカルライティングの基礎」を受講しました。IJETでは確か英語でのプレゼンだったと記憶していますが、この日は流暢で自然な日本語によって講義を進められました!

演習形式で、各センテンスで訂正や改良が必要な箇所を見つけていきました。センテンスには、冠詞の問題もあれば、スペルミス時制前置詞用語の問題等、色々な問題がちりばめられているのです。また、先生はメディカルライティングを3つのレベルに分けて説明されました。

① スペル、文法、語法の間違いがない「正しい英語」で、明瞭かつ簡潔な英語
② 医学系雑誌の「決まりごと」に沿った英語
③ ネイティブスピーカーの専門家が使う「本物」の専門英語


3Cを満たして、まだレベル1なのですね~(@@;)・・・ 先生は、毎日のようにAMA Manual of Styleを開く機会があるそうです!最新の版で、最新の情報を確認する・・・

そして、「Typing mistakes in a manuscript can kill a would-be author's chance of publishing a paper」と言われたように、入力ミスをなくすことは最重要であり、スペースやコンマ、セミコロン等のスタイル・ガイドを順守する重要性も強調されていました。


ただ、スタイルについても投稿先ジャーナルの傾向を確認しなければいけません!

20140612_cb87798b6b12544d3c7182fa52

高いところから、別のアングルで見てみるeye。そんなアプローチで、たくさんの気づきをいただきましたにゃ(=^x^=)


本当に、素晴らしいセミナーをありがとうございました!(セミナー出席に、復習はつきものです♡ ←自戒を込めて・・・♡)


sun今日もポチッとしてね!いつもありがとうございますheart04


にほんブログ村

« スペインな夜~東京(1) | トップページ | 最近買った本・読んだ本 »

医薬」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/581497/60237745

この記事へのトラックバック一覧です: メディカルライティング講座を受講しました~東京(2):

« スペインな夜~東京(1) | トップページ | 最近買った本・読んだ本 »