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2015年5月 6日 (水)

トライアルを受ける理由

先月、翻訳会社のトライアルを受験しました。

今さらトライアルの合格ぐらいで喜ぶなんて、と思われた方もいたかも知れません。

でも、勉強会の準備もあり忙しい最中に受験したことや、また発表前日は別の会社からメールや電話攻撃にあって気分を害していた時だったので、思わずFBに書き込んでしまいました!


Tsutsuji

医薬の専門会社の合格率は、公表している会社では1~2%、3%、5%程度と低めです。公表していない会社も多いので全体的にはよく分かりませんが、そんなこともあって結果をいただくまでは自信なんてありません (..;)。

「いいね!」をしてくださったお友達の皆さん99名!
色々なコメントもいただきました。


その数の多さに、ちょっとビックリ!!喜びを分ちあってくださる方がいることは、とてもありがたく、また嬉しいことです。


昨年の10月後半くらいにもトライアルを受験しており、その時にも合格時には80名くらいから「いいね!」をいただきました。FB以外でも個人メッセやメールで意外に感じる感想の中には、「長くやっている人でもトライアルを受けることに驚いた」といった内容です。


なので、少しトライアルを受けるタイミングや意味について考えてみました。


1. 翻訳者としてデビューする際のトライアル(つまり、アマチュアからプロの仲間入りをするために受験するトライアルですね)

2. 仕事がない、または途絶えている時、新規開拓の必要があって受験するトライアル

3. 自分の仕事内容・方向性、単価等の見直しに伴い受験するトライアル


1. については、以前にもご紹介したことがありますが、下記の「トライアル現場主義」をまず読んでみることをお勧めします。「医薬翻訳」に限定した内容ではありませんが、分野に関わらず、トライアル採点の現場がどのように答案を評価しているのかポイントを知ることができます。




2. の場合、本質的に実力不足なのか、または相性の良い取引先に恵まれていないのか、取引先の数が少ないのか、参入している分野は(細分化した意味で)適切なのか、まずは自分を見つめ直す必要があります。


3. の場合とは、仕事はあってもfirst come, first served、つまり先着順になりがちな時、単価を上げたい時、そろそろお別れしたい会社が出て来た時(笑)、または受注内容が偏ってきた時・取り扱い分野を拡大したい時など、取引先の見直しを考える必要がある場合です。

また、会社の得意分野、つまり実際に受注量の多い分野は契約関係に入らないと分からない場合もありますね。


私も基本的に試験は嫌いですし、できれば受験したくない(..;)。実際、トライアルなしで、紹介等で発注くださる会社もあります。とにかく仕事があれば、ありがたく仕事をさせていただくのが経済的にも精神的にも一番安全で楽です。


でも、なぜフリーランスで仕事をするのか。自分は何をしたいのか。今の自分はどの程度の評価を受ける価値があるのか。そんなことを考えます。


現状を正しく把握し、期限を設定して目標を定める。目標到達までにどのような形で経験を積んで各段階をクリアしていくのか、順序と計画
を明確にして、キャリアパスを描く。



そのためにも、フリーランスである以上、定期的な見直しは必要だと思います。



実は、長い間トライアルを受験できなかった期間があります。


病気で高齢、しかも介護の必要な家族がいたので、キャリアパスを描いても介護しながらでは目の前の「仕事をする」ことで精一杯な期間がありました。


ありがたいことに途切れずに受注できていましたが、十分な「見直し」なしでは「一極集中」になりがちでした。


資産でも「分散投資」しないとリスクがあるといいます。先着順の受注は安全策ではあるものの、もっと好条件や自分の意に適った打診をいただいた時にお受けできず一極集中に傾いていきます。

その会社が倒産したどうなるでしょう。また、だんだんと「
馴れ合い」になったり、自分の客観的な評価の機会を失ったりするかもしれません。


リスクはあっても疑問の残る案件はお断りし、しばらく休息や勉強の時間にあて、後から打診された別の会社からの案件をお受けしたら結果的には収入も上がった、という場合も多々あり・・・。



自分で、自分をプロデュース。



合格して契約を結んでも発注いただけるとは限りません。


幸いなことに発注が一度もなかった、という取引先は一度もありません。

ただ、昨年10月に合格した会社はタイミングが合わず、まだ一度もお受けできていない状況です。とはいえ、自分の受注の仕方に揺らぎがあった点も否めず...(..;)

そして、経験値も医療機器とその関連論文から臨床医学論文、治験関係と少しずつUPしてきたので、取引先や受注内容を見直すには年度初めが絶好のタイミングでした。



医薬翻訳は、「医学」「薬学」「医療機器」を細分化すれば、実に多くの取り扱い分野があります。
送られてくる試験問題・発注内容が徐々に異なってきており、その意味で私の作戦は少しだけ功を奏していると言えるかもしれません。


フリーランス生活は実にスリリング


生きていくためにはお金が必要。
でも、フリーランスだからこその面白みもあります。


リスクを背負いつつ定期見直しをすることは、何年翻訳者をやっていても必要ではないでしょうか。会社もトライアルで翻訳者を選びますが、翻訳者も自分を生かす会社を選ぶ視点があってこそ、ビジネスパートナーとしての仕事が成立します。

見直し、見直し、定期的に軌道修正。でも、同時に自分の能力の反省やメンテもしようと思います。もちろん仕事以外の見直しも忘れないようにしなければ(^_-)-☆!(あっ、見直しの結果奈落の底に落ちても、当社は一切の責任を負いません 笑)


最近読んだ本は「医学英語論文わかりません!!」と「正確に伝わる!わかりやすい文章の書き方」 。どちらも分かりやすい本で、短時間で読めます。前者は翻訳者を対象とした書ではありませんが、「読むツボ」「書くワザ」「2割読み」そして「フィルターのかけ方」等、別視点で楽しく読めました。後者は、「わかりやすさ」「読み手の存在」「目的の明確さ」という三つの条件からビジネス文書の書き方を考える本です。文を書くときに「何を意識」するべきか、また相手や目的、場面に応じた表現力について考える良い機会となりました。





11145990_935500243161186_1308203354  さあ、次いこう!! 壁の向こうはまた壁だよ♪ 



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コメント

おぉ~もっちょも英語のブログを日本語で書いていますが、そもそも基礎的な文章構成力に欠けています。それに比べて3色で装飾もないシンプルだけどもまとまった文章構成が素晴らしいと思いました。さすが翻訳をやってらっしゃるだけあるなあと感じました。

もっちょさん、ご訪問ありがとうございます!

私のブログの日本語、色々な問題がある駄文です(笑)。
仕事のように校正をする時間もないので、公開した後にあわてて修正することも多く(涙)。。

もともとは、英訳が多くて日本語を書く機会が少ないのでブログを始めたようなものなんですよ。

少しでも日本語を書き慣れてきたらいいなと思いつつ(^^)。

もっちょさんは英語の情報を提供されているんですね!今後ともよろしくお願いいたします♪

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