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2017年8月 3日 (木)

祝HAIKU刊行!~英語で俳句を作ろう~

2017年7月25日、世界の俳人55人が集うアンソロジー『HAIKU』 No.1が俳句大学より刊行されました。イタリア語、フランス語、英語の句集です!

私も10句掲載していただきました。

俳句大学の国際欄Haiku Columnでは、毎日投稿者の方々の句を主に「切れ」と「取り合わせ」の観点から学長が鑑賞し、「本日の秀句」として発表しています。


私は英語句の翻訳を担当しています。(鑑賞が目的なので、原句の価値を損なわないように直訳を命じられています)

まだ英語句は少ないのですが、本業の締め切りに加えて毎日小さな締め切りが加わったようなものですから、それなりに大変です(^0^;)。睡眠サイクルが変わりました。。。




Column1

Column2
 

          

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俳句大学では、「切れ」に着目した二行詩としての国際俳句を推奨しています。

この本の中でも、五島高資先生「国際俳句において最も大事な要素としての切れ」という論文を「古池や蛙飛び込む水の音」(松尾芭蕉)の句に言及されながら3カ国語で発表されています!私も日本語の作句にも参考になるこの論文を拝読して、「切れ」の効果が以前より理解できました\(^o^)/。


季語のない国もありますから、国際俳句で「季語」は特に必要ありません。


最終的には、国際俳句は外国語句そのもので評価されるべきものと考えています。

私は英語俳句を作る時には、たとえ日本語の原句があろうとも、完全に英語脳で思考しています。

なので、態が変わることもあるし、訳し上げず訳し下ろすこともあります。

日本語と英語は一対一の関係ではないので、自分の意図する用語が直訳の英語とは異なる用語の選択になることも多々あります。(英英辞書はここでも必須!!)

また語の連結(コロケーション)によっても詩情が変わってきます。


Be動詞や冠詞、前置詞の省略などで簡潔な表現にすることも可能ですが、3行詩が主流を占めている中で、英語俳句の作り方にも緒論があるようです。


省略の許容範囲も含めて、最終的には英語を母語とする詩人、俳人との摺り合わせが必要となるかと思いますが、そのあたりの標準を作成できればいいですね。


そして医学の中でのHaiku Therapyを学んでみたいという夢もあります(^^)。



a white rose –

a woman dwelling in the center of a flower

白薔薇の花心に宿るをんなかな

my collarbones clearly smiling –
a sign of summer

くつきりと鎖骨が笑ふ夏兆す

the full moon in winter –
over a few nonsense talks

冬満月戯けた話の二つ三つ

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